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糖尿病と歯の病気

高血糖状態が続く糖尿病は、さまざまな合併症を引き起こす病気として知られています。そして、合併症のひとつとして含まれるのが、歯の病気です。今回は、糖尿病と歯の病気の関係性をご紹介します。

糖尿病が引き起こすさまざまな合併症

糖尿病とは、運動不足や高カロリー、高脂肪食などの生活習慣が主な原因で血糖値が正常より高くなり、余分なブドウ糖が尿へ流れ出てしまう病気です。また、糖尿病になると体の抵抗力が低下するので、さまざまな合併症を引き起こしやすい病気として知られています。糖尿病が引き起こしやすい合併症には、糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病腎症があり、これらは「糖尿病の3大合併症」と呼ばれています。その他にも、糖尿病が引き起こしやすい合併症はさまざままで、その中のひとつが「歯の病気」です。糖尿病が歯の健康をむしばむことがあるという事実はあまり知られておらず、歯の健康と糖尿病が関係しているという事実は、気づかれにくいのではないでしょうか。「最近、歯が痛む」「虫歯ができやすい」「治療をしてもなかなか治らない」という方は一度、高血糖や糖尿病を疑ってみてもいいかもしれません。

歯の病気とは

歯の病気の中には、歯自体を傷める「虫歯」と、歯を支える周りの組織をむしばむ「歯周病」があります。歯周病とは歯を支える顎の骨が溶けてしまい、悪化すると歯を失う可能性の高い病気です。実際に、35歳以上の80%を超える方が歯周病を患っており、歯を失う原因として、圧倒的に歯周病が多いことが知られています。歯周病はこのような重大な病気でありながら、自覚症状がほとんど現れず治療が手遅れになりやすいので注意が必要です。 歯周病はさまざまな病気との関連性が報告されており、中でも最も関係が深いとされているのが、「糖尿病」です。


糖尿病にかかると歯周病になりやすい

糖尿病にかかることで体に起こる症状が、歯周病になりやすい原因につながっています。

・感染症にかかりやすい
糖尿病で高血糖状態が続くと、体の抵抗力が低下し感染症にかかりやすくなります。歯周病は、細菌感染を原因とする病気なので、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高いといえます。

・白血球の機能低下
糖尿病になると白血球の機能が低下し、細菌の数が増加します。

・唾液の分泌量が減少
糖尿病になると細菌の数が増加する上、唾液の分泌量が減少するので、細菌を洗い流す作用が弱くなります。すると、歯周病が治りにくくなるのです。

・血流が流れにくい
糖尿病が原因で糖分が多くなった血液は、血管の中で流れにくい状態になります。血液は、体内の各細胞に酸素や栄養を運ぶ重要な働きをしているので、血液の流れが悪くなると体にさまざまな不調が起こるようになります。特に血管がたくさん通っている口の中も同様に血液の流れが悪くなってしまうわけですから、細胞に十分な栄養や酸素が届かず歯の病気になりやすくなってしまいます。

これら糖尿病で起こる症状が原因で歯の健康がむしばまれ、虫歯や歯周病にかかりやすく、進行しやすい状態になります。また、糖尿病が原因で歯周病を患った場合は、根本的な問題である高血糖を改善しなければ歯周病が治りにくい状態にあるといえます。
歯の病気がなかなか治らないと感じる方は、糖尿病などの別の疾患の可能性を疑ってみることが、早期発見につながります。

歯周病になると糖尿病になりやすい?

糖尿病が歯周病になりやすい状態をつくるだけでなく、反対に歯周病になると糖尿病になりやすいという報告もあります。その理由は、「歯周病の治療を行うことで血糖値が改善した」という報告が多数あり、歯周病が糖尿病を悪化させる要因のひとつである可能性が極めて高いことが指摘されているからです。
この仕組みは、歯周病が原因で増加したサイトカインが血糖値の低下を助けるインスリンの邪魔をし、ブドウ糖の取り込みを阻害していた可能性があると考えられるためです。よって、歯周病治療を行うことでサイトカインが減少し血糖値が改善すると考えられています。

糖尿病、歯周病にかからないために

上述した通り、糖尿病と歯の病気には深い関係があります。どちらの病気にもかからないようにするには、両方の予防対策が必要です。

・糖尿病予防のために
糖尿病を予防するには、生活習慣を整えることが何より大切です。栄養バランスを考えた食事を摂り、必要以上のカロリーを摂取しないことが大切です。また、睡眠不足や運動不足に気をつけ、規則正しい生活を送ることも糖尿病予防につながります。まずは定期的な検診に通い、自身の血糖値を知ることから始めましょう。

・歯周病予防のために
歯周病を予防するには、口腔内を清潔に保つことが大切です。歯だけでなく、菌や汚れがたまりやすい舌も丁寧に磨きましょう。こちらも、定期的に歯医者で検診を受けるとよいでしょう。 虫歯や歯周病などの歯の病気は高血糖だと治りにくいので、「血糖値を下げてから治療に来てください」といわれることがあります。そうならないためにも、歯周病予防と糖尿病予防は同時に行っておきましょう。 また、細菌感染が原因である歯周病にかかることは、体の抵抗力が低下していることにつながります。体の抵抗力が低下していることは、何らかの病気になっている可能性が高いと思ってよいでしょう。 歯周病になる原因には、「ビタミン欠乏症」「ストレスなどの精神疾患」「ホルモンバランスの乱れ」「薬の副作用」「高血圧」が考えられます。歯医者に行ってもなかなか改善されない場合は、上述した症状が起こっている可能性があるので、内科などの病院で診てもらったほうがよいかもしれません。


糖尿病の本当の原因とは?

 

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